C学力差のある子ども達への指導方法
学力差がある子ども達への指導を考えた場合、やはり一斉授業の中では限界がありま す。そこで個に応じた指導が必要となってきます。個に応じた指導とはどんなものがあ るかというと、大きく分けて2種類考えられます。一つは教師自身が個別に指導する(個 別指導)方法、もう一つは課題の与え方を分ける(能力別課題提示)方法です。
(1)個別指導
これは授業をしている中で、一斉学習のあと、この活動(作業、漢字を書く、本 を読む、計算をする、調べ活動をするなど)に入った時に教師が机間指導するもの です。この期間指導はただ漠然と子ども達の机の間を見て回っていればいいという ものではなく、学習が遅れがちな子どもに対して、意図的に行われなければなりま せん。教師はその子どもの所に行き、今授業をしているところの理解度がどのくら いであるのか、今指示したことがしっかり行われているかを把握しながら、個々に 指導していきます。授業の中では、この個別指導はたいへん重要で、ほんの5分間、 10分間のことですが、子どもの理解を助けるにはたいへん効果的です。
(2)能力別課題提示
これは授業の中で練習問題などを行うときに、それぞれの習熟度・理解度に合わ せて、教師が何種類かのプリントを用意して行うものです。習熟度別プリントは、 「発展」・「基礎」の2コース、あるいは「発展」・「標準」・「基礎」の3コースく らいに分けて作成するとたいへん効果的な定着が図れます。
たとえば、算数・数学の時間に練習問題を行うのに、@『チャレンジコース』、 A『テキストコース』、B『カメさんコース』などと名前をつけて行ってみたらい かがでしょうか。『チャレンジコース』の問題は教科書より程度が高い問題を、『テ キストコース』は教科書と同程度の問題を、そして『カメさんコース』は基礎的な 問題を集め、子ども達に選択させて行わせるといいのではないかと思います。なか には2つのコースをやりたいと言ってくる子どももいますが、それは意欲が表れて いる証拠でいいのではないでしょうか。