ジョージア日本語学校指導方針同意書 ジョージア日本語学校運営委員会 2009年1月施行 2010年10月施行 2017年4月施行 2023年3月施行 1 日本の教科書を使い、日本的な指導方法で、日本語で授業をします。 2「日本語を教わる学校」ではなく「日本語で教わる学校」です。 3 授業時数の関係で、一斉指導が基本です。日本国内学校のような個別指導が十分できない場合があります。 4 家庭での学習(宿題や予習、復習等)が大切です。必要に応じて保護者が内容を確認してください。 特に、日本語を第二言語とする家庭は、日本語力の保持、向上のために継続した工夫をしてください。 (例)保護者とは日本語で話す。日曜日はJAPAN DAY(家族が日本語だけで話す日)、日本の学校への 体験入学。日本語の読書や日記。教科書の予習。 5 本校で必要とする日本語力(発達段階に応じて)と行動目標は次の通りです。 ① 相当学年の教科書が読める。内容を大体理解でき、話せる。文が書ける。 ② 教師の全体への指示内容を理解し、行動できる。 指示内容:教科書を開く、教具を出す、板書を写す、ドリルの問題を解く、緊急時の避難指示 ※保護者の日本語力 学校から保護者に伝える情報は、日本語で行います。連絡内容が理解できる保護者の日本語力を 必要とします。 6 日本語力の不足に起因して学習が定着しない児童生徒、及び問題行動や個別対応の必要性により授業全体に 支障がある児童生徒については、保護者と担任・校長で児童生徒の現状について相互に情報交換し、改善策 や在籍可否を協議します。 第1段階:保護者と担任の面談 ① 学習状況報告 ②担任の対応策 ③保護者へ協力依頼:家庭学習や日本語学習支援、 授業補助依頼等 第2段階:保護者、担任、校長と面談 ① 学級と家庭での学習状況や対応の現状確認 ②在籍可否 第3段階:保護者と校長との面談で〔退学〕を連絡 ※〔退学〕の基準 ・日本語力不足により、教師の指示、説明等、一斉授業の内容が理解できず授業に支障がある。 ・学習プリントやテスト等の日本語文が理解できず、授業中に自力で取り組めない。 ・保護者の支援がなく、家庭学習の提出が全く不十分である。 ・問題行動を多発し、授業に支障がある。 ・その他、教師が個別対応をしないと学習活動や作業ができない等、授業全体に支障がある。 この「ジョージア日本語学校指導方針同意書」の趣旨及び記載内容への同意が在籍許可条件となり ますので、同意される場合は「園児調査票」または「児童・生徒調査票」の署名欄にご署名ください。 ※新在籍管理システムへ移行後は、チェックボックスをクリックした後、同意ボタンを押してください。                お子様の編入学、在籍に当たって                                       ジョージア日本語学校  本校への入学(編入)に当たっては、お子様の個性や特性をよくご理解の上、決定していただくようお願い  いたします。  例えば  ・説明や指示を理解することが苦手。  ・思い通りにならない時に混乱してしまう。  ・他の人との意志疎通を図るのが苦手であったり、他の人への共感性が乏しい。  ・いつもと違う行事や予定の変更で混乱したり、パニック状態になる。  ・授業中の集中が続かず、すぐにおしゃべりをする。  ・片付けが苦手で忘れ物が多い。  ・授業中にノートをとろうとしない。教科書を読もうとしない。(・・・の傾向がある場合)  こういう子ども達の中には専門機関の支援を必要とする場合があり、日常の学校生活などで周囲のサポートがとても大切になります。  そこで、現在日本国内の学校及びアメリカの現地校では〔特別支援教育〕が行われています  ☆「特別支援教育」とは ?   「特別支援教育」とは、通常学級では指導しきれない特別な支援を必要とするこども一人ひとりの教育的   ニーズを把握し、生活や学習上の困難を改善または克服するために、適切な指導及び支援を行うものです。  ☆日本における「特別支援教育」    2007年4月から「特別支援教育」が学校教育法に位置づけられました。小中学校では「特別支援教育    コーディネーター」の先生が指名され、学校ぐるみで特別な支援を必要と考えられる子どもについて    取り組み、学校や家庭で必要な支援や配慮について、保護者と連携・検討を進め、場合によっては医療的    な対応について十分に話し合うことになっています。  ☆米国における「特別支援教育」    Special Education と呼ばれ、各種専門家のアセスメントをもとに特別な支援を必要とする子どもの    教育的ニーズに合わせたIEP(Individualized Education Plan) が作成されます。軽い支援の場合には    日本同様通級指導が基本になり、必要に応じて取り出し授業や特別支援教育を専門とする教員や補助    支援者(地域のボランティア)が授業に入り、プランに沿った支援をします。その他にも言語聴覚士、    作業療法士、スクールサイコロジスト、スクールカウンセラーなどの専門的支援が入ることがあります。  ★本校では「特別支援教育」は行っておりません★    本校では「特別支援教育」を行うための種々の条件は整っておらず実施しておりません。保護者と担任   ができる範囲での配慮しか望めないのが現状です。また、従来特別な配慮を必要とするお子様の場合、事前   に学校長にご相談いただき編入学が可能かどうかを判断させていただいております。    しかし、現実的には年度途中で上述のような状況が発生することもしばしばありましたことから、平成23   年度より編入学や進級時の段階毎に学校長の方からご相談(面談)をさせていただくことに改めました。   その際、ご希望により本校スクールカウンセラーへの相談、日本語による教育相談専門機関へのご紹介   もいたします。    上述内容について、万が一ご理解・ご協力がいただけない場合には、在籍をご辞退いただくことも   ありますので皆様のご協力をお願いいたします。