明日は小学部6年生の卒業式になります。子どもたちはこの一年間、分散登校という環境の中、本当に良く頑張ってくれました。「ありがとう」という思いでいっぱいです。 Your future is whatever you make it, so make it a good one. あなたたちの未来はどんな形でも自分で創り上げることができる。だったら良いものにしよう! 10代前半の皆さんは“可能性の種”をたくさんもっています。これから畑を耕し、種をまき、ゆっくりと育てていってください。いつの日か収穫できることを信じて、進むことを願っています。 今の世界には簡単に解決できない問題が多くあります。だから皆さんには今、新聞を読み、ニュースを見て、社会の動きをとらえ、自分の意見をしっかり言えるようにしていってほしいと思います。そのためには、本を読むことも大切です。「鉄は熱いうちに打て」といいます。広く、深い視野をもった人になってください。 さて今日3月11日は、11年前に東日本地震が発生した日です。しかもあの日と同じ金曜日。昨年3月の「ハナミズキ」に青森県太平洋側の学校で勤務し、体験した出来事を書きましたが、私にとって3月11日は“人の命を見つめ、共に生きることを考える日”です。私たちが忘れない限り、あの日は私たちの中で生き続けます。 “いのち”あってこそ、今があり、明日があります。 2022年3月11日 アトランタ補習授業校 校 長 小 泉 敦
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See All約3年間、登校日に合わせて発行してきたハナミズキが最終号(通算111号)となります。本来であれば、41(授業日数)×3(年)=123号となるはずでした。第1号の発行は2020年9月6日、数字にはこの間のコロナ感染に翻弄された状況が反映されています。 私は86年夏、父の死をきっかけに京都での学生生活を終えて、青森県で中学校社会科教員となりました。その後、インドネシア・ジャカルタ日本人学校3年、香港日
今年も3・11が巡ってきます。大きな悲しみに包まれた東日本大震災の発生は今年と同じ“うさぎ年”、あれから12年が経ちます。「行って来ます、行ってらっしゃい」、「ただいま、おかえり」のある、日常の有り難さを思います。 昨年の秋以降、小学部5年以上の教室へうかがい出前授業をしました。一期一会の出会いを大切に、短い時間でしたが、子どもたちと向き合いました。 自己紹介したあとに、30歳で『アンネの日記』を
弥生3月に入りました。思い起こせば3年前、この時期からコロナ感染が広がり、日本の学校では登校自粛、卒業式の延期・中止が議論されました。私は保護者の合意をもとに午前授業を続けて、予定通り卒業式・修了式を行いました。現職校長として最後でしたので、安堵したことを覚えています。 その後、4月初旬の渡米がキャンセルとなり、青森―アトランタをつなぎオンラインでミーティングをしましたが、歯がゆい思いでした。よう
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