私は約30年間、国内外で主に中学社会科(歴史・地理・公民)を通して、子どもたちと共に学んできました。国内は青森県内(小中一貫校2校含む)、国外はインドネシアのジャカルタ日本人学校(2000~02年)と香港日本人学校中学部(2015~17年)です。
学級担任や学年主任を務めていた際、自分に対して同時に、子どもたちへ次のような「目標」を示してきました。 学級では、①授業は楽しく、②学活は短く、③部活は熱く 学年では、①一歩後退・二歩前進、②心身の健康第一、③チャレンジ精神 時に、さまよい、立ち往生することもありましたが、見返しながら“初心”や“原点”に立ち返るきっかけにしました。
リンドリー校の教室内にも、様々な標語が掲げられています。
It’s okey to not know. But it’s not okey to not try.
(知らないことは仕方ないが、そのままにしてはいけない。知ろうとしないことは良くない。知るための努力をしよう!)
Every day may not be good. But there is something good in every day.
(良いことが毎日あるとは限らないが、一日の中には良いことはある。それを見つけられるようにしよう!)
Think before you speak. Is it True? Helpful? Important? Necessary? Kind?
(話す前に、それが本当のことか、役に立つことか、大切なことか、必要なことか、思いやりあることか、考えてみよう!)
夢や目標をもつことは、大切です。しかし、もつこと自体を目的化させないことも大切です。4月のスタート、子どもたちと話し合って学級目標を決めているクラスもあります。子どもたちが自分を見つめ、越えることができるハードルとなるよう、援助していきたいと思います。
昨日、図書館司書から出された「お知らせ」にあるよう、各家庭のパソコン・スマートフォンから図書館の本を検索できるようになりました。図書館では学年に応じた「図書館案内マップ」や「調べ方」も準備しています。 子どもたちの感性を豊かに育むために、図書館が大いに利用されて、広くて深い学びが進むことを望んでいます。
2022年4月22日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦