先週の土曜日は、日頃ご援助いただいているアトランタ総領事館とジョージア商工会の方々6人が訪問、授業風景や学校施設を見学いただきました。 米国が6カ国目となり、3月に着任したばかりの領事は自身の子どもも補習校に学んだことから、補習校の苦労や難しさに触れつつ、アトランタ補習校の子どもたちの元気な姿に感銘を受けたことを話されていました。 商工会の方々の中には、以前運営委員を務めた方や本校に在学していた方、代講を勤めた方もいて、子どもたちが楽しく学んでいる様子に、うれしかったことを話されていました。 幼稚部~高等部まで20クラスを参観、図書館や体育館などの施設も見学しましたが、子どもたちの生き生きした姿や充実した施設に感心していました。
その後、2年間の状況(オンライン授業と分散登校)を経て、全面登校となって2ヶ月になる子どもたちの様子や学校運営について、率直に意見交換しました。 その中で、次のような助言をいただきました。それは過去にとらわれず、保護者や先生方と協力しながら、新しいやりかたで運営していってほしいという意見です。 ともすると学校は、前例踏襲の文化が残るところです。今回のパンデミックを機に、改めて子ども目線による学校運営を考えていきたいと思いました。
もう一つ、話題となったのは2024年、アトランタ補習授業校(ジョージア日本語学校)が創立50周年を迎えることです。2年後の節目に向けて、学校として どのように準備していくか、検討しなければなりません。
「自分と違う体験をもった人との出会いが、自分を育む」といいます。 学校という大きな組織で、これまで積み上げてきた50年の歴史を振り返り、未来に活かすことは、子どもたちへのエールにもなります。是非、多くの方々の英知を結集していきたいものです。
今週初めにテキサス州の小学校で発生した銃撃事件を受けて、26日付で「緊急安全対策」を出しました。 今回の事件を機に、改めて補習校に関わる全ての方々に協力いただきながら、子どもたちが安心して学べる環境を整えていきたいと考えています。 それぞれの立場でご確認いただき、対応していただくよう、お願いいたします。
2022年5月27日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦