夏休み明けの8月6日(土)、再び学校に活気が戻りました。休み前の6月、一時帰国する児童生徒が多かったため、特にそのように感じました。
授業では編入生の紹介や夏休み中の発表があり、メディアセンター前には個性溢れる作品が展示されるなど、休み明け初日の光景が広がっていました。
幼稚部と1年生では多くの保護者が見守る中、スイカ割りが行われていました。歓声を上げながら割ったスイカを、美味しく食べている表情は本当に楽しそうです。私も少しいただきましたが、みんなと一緒に食べると確かに美味しいものですね。子どもたちの心にも触れたような気がしました。
さて、現地校も始まり、心身の健康に気をつけて過ごすことが大切な時期です。未だ感染状況が心配される中、体調不良で休む児童も出ています。また、帰校後に体調を崩すという報告も受けています。
編入された方もいらっしゃいますので、改めて本校の、①コロナ感染に関わる約款、②5/17付文書を添付します。ご確認下さい。
今後の動きについてです。9月は避難訓練(トルネード、ロックダウン)、学級懇談会、クラブ活動、ジャパンフェスティバルなどが予定されています。10月はいよいよ運動会・球技大会となります。子どもたちの笑顔に出会えるよう、協力しながら取り組んでいきたいと考えていますので、お願いいたします。
8月9日、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が「2番・投手兼指名打者」で先発出場、ついに10勝目を挙げました。25号本塁打も放ち、「2桁勝利、2桁本塁打」を達成しました。
後半戦初戦の7月22日(金)、エンゼルスとアトランタ・ブレーブスの試合が当地であり、1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりの快挙となる歴史的瞬間に立ち会えることを期待し、観戦しました。
エンゼルスはエース大谷が先発。昨年のワールドシリーズの覇者ブレーブスを前に、6回まで三振の山を重ねて、無得点でしのぎます。大谷の球の切れ抜群でしたが、7回裏にブレーブス打線につかまり、この回で降板。結局この日、大谷の偉業を見届けることは叶いませんでした。無念!
23日(土)の第2戦は「1番指名打者」でフル出場、第20号ホームランを放ちます。デーゲームとなった24日(日)も、補習校の子どもや保護者の方々に出会いながら、楽しく観戦できました。
大谷選手は「二刀流」といわれますが、実際に見ると「走攻守そろった常識破りの三刀流」。投手の盗塁はケガを考えると非常識、左打ちは右手に死球を受けるリスクがあり、打者として出場を続けることは投手として調整に影響します。長距離移動で疲労も重なる中、なぜ走攻守にこだわるのだろう。
今回、大谷選手の一挙手一投足を間近に見て、その答えが分かったような気がします。それは、大谷選手にとって野球をすることは「楽しい」こと!
その意味で、大谷選手は三刀流というより、むしろ「フル規格のゼネラリスト」です。トップの成績を残すスペシャリストというより、幅広い分野で高い能力を示すゼネラリストのようなオーラがありました。
数年前、岩手県奥州市水沢の田園に広がる大谷選手が育った小学校を訪ねたことがあります。自然に囲まれたグラウンドを眺めながら、大谷選手が笑顔で、のびのびとプレーする理由が分かったような気がしました。
野球を「楽しみたい」という原点を追い求める大谷選手!アトランタのグランドでも、キラキラと輝いていました。
2022年8月12日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦