甲子園では2年ぶりに夏の高校野球大会が行われていますが、天候不良による順延、降雨コールドやノーゲーム、さらにコロナ感染により試合を辞退するチームも出るなど、運営の苦労を思います。 大学では“2年生の危機”がいわれます。昨年来のコロナ禍によるキャンパスへの立入り制限、オンライン授業への切替え、サークル活動の停止などが原因で仲間ができず、不安を抱える学生が多いといいます。
ここにきて、世界的にコロナ感染が広まりつつあります。 そこで今一度、いつ、だれが、どこで感染してもおかしくないことを考えておく必要があります。 コロナ禍に“絶対”はなく、「自分は絶対に感染しない」と思い込まないことも大事です。細心の注意を払って生活していても、感染リスクはゼロにはできません。だからこそ今、一人一人がまず自分自身の行動に責任をもつこと、その上で互いに支え合う関係をつくることが大切になります。
先週の分散登校では濃厚接触などの疑いで欠席した児童向けに数クラスで配信授業を行いました。はじめての試みでしたが、良い形で対応することができたように思います。 今後もコロナ感染の影響で登校できない場合、教室での授業風景を配信・提供していきたいと考えています。 また授業者の状況によっては学年合同のオンライン授業も想定しています。ご理解ください。
さて、今後の学校運営について、本日運営委員長より通知された通り、12月まで3グループ(①幼稚部・1~2年 ②3~6年 ③中・高等部)の分散登校を決定しました。予定より早い通知ですが、今後のコロナの状況や現地校の対応などを見極めた結果です。 夏休み前は後期からの全面登校、運動会・球技大会等の実施も考えましたが、現在の状況から難しいと判断しました。
今後とも保護者や先生方と協力していくため、以下についてお願いします。
①体調不良やコロナ感染の疑いがある場合、早めに学級担任へ連絡して、対応を確認してください。
②兄弟姉妹で分散登校とオンライン授業に別れることを想定し、校内に学習室を設けています。ただ学習室はWi-Fi環境がないため、利用する際は各自携帯などで繫いでください。
③引き続き日常生活、補習校での学校生活など十全な感染対策をお願いします。
今後も「子どもの学びを止めない」という覚悟をもって、対応していきたいと考えています。
皆さまのご理解・ご協力をお願いいたします。
2021年8月20日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦