先週で夏休み明けの分散登校を全学年終了し、成長したみんなに会うことができました。カメラを片手に授業やランチ、休み時間の様子を撮ろうと教室へお邪魔することがありますが、とても良い子ども達の表情に出会うことができました。 日本国内では子どもたちに感染が広がる中、夏休みを延長したり、オンライン授業や分散登校に切り替える学校が増えています。部活動で感染が広がり、制限する学校も出ているようです。本校の今後の学校生活について、8月21日に校医の紙谷聡先生からお話しを聞く機会がありました。要約してお伝えします。
<補習校の対応について>
コロナ発症期間中の「施設利用者約款」について、しっかり練られており問題はない。これまで通りの感染予防対策を行い、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、症状のある人は登校しないことを徹底することが重要。特にマスクの着用は大切だが、真夏のマスク着用については臨機応変に対応する必要がある。今回の分散登校の決定については支持したい。
<行事の可否について>
ピークがいつ頃になるか、今後のワクチン接種の状況や3回目のワクチン接種状況にもよるが、一度CDCが規制を緩和したこともあり判断が難しい。行事の可否について、当面は感染対策を徹底し、行事の重要性や状況により判断する必要がある。
<今後の見通し>
デルタ株の感染が広がっており、子どもの症例が増えている。ワクチン接種者でも感染している事例がある。子どもの場合、家庭内や他から感染することが多く、学校内での感染はあまりない。12歳未満のワクチン接種は現在検証中であり、まだ時間がかかる。
<大人から子どもに感染することが多い理由>
明確な理由はなく、ウィルスの量も大人と子どもで変わらない。その一方で無症状の感染者はウィルスの数も少なく、人に感染させにくい。大人と比較して、子どもに症状が出にくい傾向がある。つまりウィルスが少ないので人に感染させにくいということが考えられる。大人の方が仕事で多くの人と関わることが多く、感染しやすい環境にある。
以上のアドバイスを踏まえ、今後も十全な感染対策を取っていただきますよう、お願いいたします。
2021年8月27日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦