はなみずき 09/10/2021 #17 (第46号)

「空を見上げ 前へ向かっていく」という題で、13歳の女子中学生が書いた作文が目に留まりました。

学校から1人で帰るときは、いつもすれ違う人と顔を合わせたくなくて、下を向いて歩いていた。ある日から下を向かないようになった。 その理由は、空だった。いつものように目線は下で帰宅していた時、ふと見上げると、空一面に、きれいな水色が広がっていた。とてもきれいで、ネガティブな私までも輝いているように思えた。その日から、下を向いて歩くのをやめた。 空はいつも違う色をもっている。まるで人間の表情に見えるほどだ。それは太陽のせいかもしれない。ニコニコ笑っているかのように日が差している日もあれば、泣いているかのように雨がザーザーと降るときもある。空にも感情があると思える。 日光を浴びるのは健康に大切なだけでなく、人を上へ、前へと向かわせてくれる。下を向いて生きていては、視野が広がらないと思う。


ジョージア州で生活して1年余が経ちますが、“芝の緑”と“青い空”が気に入っています。ウォーキングをしていて、抜けるような青空に出会うと気持ちが前向きになります。 時には豪雨や雷で荒れ狂うこともありますが、人間のように感情があるのかも知れません。


そういえば、先週の登校日に4年生の子どもから質問を受けました。「どうして海の水はしょっぱいのですか」

“塩分があるからかなぁ”

「どうして塩分があるのですか」

“魚が住むためかなぁ”

「甘いとダメですか」

“ウッ、ウーン・・”



豊かな感性に裏打ちされた子どもの問いに、やさしい言葉で応えることは本当に難しい。それでも、子どもと教師のキャッチボールはここから始まります。 “教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと”(仏の詩人、ルイ・アラゴン)の言葉を思い起こしました。


2021年9月10日

アトランタ補習授業校

校 長 小 泉 敦