小学部高学年のオンライン授業の一コマを紹介します。子どもたちの作品を読んだり、観たりしていると楽しく幸せな気持ちになったり、勇気づけられたりします。感性豊かで素直な姿に接するからでしょうか。子どもの作品には、大人の心を動かす力があります。 方言について、保護者から聞きました。
大阪:「なんであかんの?」「ええよ!」「せやな」、妹は突っ込むときに「なんでやねん!」 京都:ダメなときに「アカン!」、本当の時には「ホンマ?!」 山口:文の最後に「ちゃ」をつけます、「違うっちゃ」「まちがとちゃ」。新潟:最後に「が」をつけます、「そいが」。静岡:最後に「ら」や「だら」をつけます、「大丈夫だら」
コロナ感染について
△私はコロナにかからない自信があります ・人生の中でインフルエンザとか重い病気にかかったことがなく、今は外に行っていないから ・公園やパークに行ってもかかっていないから ・マスクをつけているし、よくしゃべる子には近づかないから ・マスクをして手をしっかりと洗って、外していい時間もマスクをしているから
▼私はコロナにかからない自信がありません ・今、新型コロナの変異種が出てきているから ・現地校にもモールにも行っているから ・子どもにもかかる確率があるから
気に入った「論語」の言葉 ・己の欲せざるところ、人にほどこすことなかれ ・過ちて改めざる、これを過ちといふ 俳句 ・初雪で 子ども笑う 空てれる ・粉雪で みんながおどる にぎやかだ
また、ある学級では習字(「感謝」の二字)を鑑賞する機会をいただきました。心を落ちつかせて、自分に向き合っている姿が伝わる作品群でした。これからも「感謝」の気持ちを忘れずにチャレンジしながら、前向きに生活していってほしいと思いました。 前回はキング牧師のことに触れましたが、先日は大リーグアトランタ・ブレーブスで活躍したハンク・アーロンさんが86歳の生涯を閉じました。1974年4月、ベーブ・ルースの本塁打記録714本に近づくと、黒人だからという理由で脅迫の手紙が届いたといいます。派手さはなく「静かな英雄」と呼ばれたのは、影響力をもつ選手として模範を示す責任を感じていたからでしょう。24日(日)にブレーブスのホームグランド・サントラストパーク周辺を歩いていると、球場内から静かな曲が流れていました。誘われて中に入ってみると、追悼しながら記念プレートやオブジェを見てまわる親子連れや初老の夫婦の姿があり、オーロラビジョンにはありし日のアーロンさん姿が映し出されていました。アトランタで生活する一人として、アーロンさんの生涯を知りたいと思った一日でした。
2021年1月29日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦