明日から2021年、ジョージア日本語学校のオンライン授業が再開します。 私は時々「Class Dojo」のサイトから授業風景の一端を垣間見たり、先生方から情報をいただき、子どもたちの成長に触れる機会があります。
今年に入り「ポートフォリオ」に、「うし」と書いた習字や硬筆、絵日記、折り紙付きカレンダー、感想文、また動画による新年の挨拶(先生も子どもも)の掲載もあり、創意工夫ある活動に感心しています。 今回はその中から、いくつか紹介したいと思います。
「ゆめ」(小学部低学年)
ぼくのゆめは、うちゅううひこうしです。それになりたいりゆうは、いちど、うちゅうを見てみたいからです。ゆめがかなって、うちゅうひこうしになったぼくは、ちきゅうにかえって、うちゅうのことをおしえてあげたいです。ゆめをかなえるために、いまべんきょうをしています。 わたしのゆめは、ダンスのせんせいになることです。その理由は、ヒップホップがすきだからです。ゆめがかなってダンスの先生になったわたしは、ニホンの人たちにヒップホップをおしえています。フラスカートをはいておどります。ゆめをかなえるために、まいにちれんしゅうをがんばっています。 ぼくのゆめは、けいさつです。そのりゆうは、みんなをまもるところがかっこいいからです。ゆめがかなってみんなをまもっているぼくは、いそがしくても元気に、日本中で、そしてせかい中で、かつどうしているとおもいます。ゆめをかなえるために、おてつだいと、うんどうと、べんきょうをまい日がんばっています。おとうさんとおかあさんは、ぼくをおうえんしてくれます。 わたしは大きくなったら、えかきやさんになりたいです。それはいろいろないろをまぜて、ほんもののばらをかきたいからです。かいたばらのえを人にかってほしいです。そして、たくさんの人によろこんでほしいです。そのためにえをじゃんじゃんかいて、人にかってもらえるようにがんばります。
「かんそう文」(小学部低学年)
ぼくは「わたしはおねえさん」を読んで、「えらいおねえさんは、朝のうちにしゅくだいをするんだわ」というところが心にのこりました。なぜかというと、ぼくもすみれちゃんと同じだと思ったからです。ぼくも朝にべんきょうをすることがえらくて、お兄さんぽいと思います。なのでぼくは土曜日のほしゅうこうのしゅくだいは、朝のうちにやっています。「同じことをおかあさんに言われると、あまりいい気もちはしません。けれど自分から思ったときは、すごくいい気もちです」というところも、ぼくと同じだと思いました。これからも、朝のうちにしゅくだいをしたいと思います。
「大切にしたい言葉」( 小学部高学年)
ぼくの大切にしている言葉、好きな言葉は「笑い」です。この言葉は色んな場面で使えます。たとえば、普通に笑う時や流れで笑う時などです。人生で一番いいことは笑うことだと思っています。なぜかというと、笑っている時は絶対に楽しいからです。笑わないと、何十年もの長い人生がつまらなくなってしまいます。 ぼくは、一日に十回以上は笑っています。笑ったことのない人はいないし、笑うことは悲しいことでもないので、この世に生きているみんなが好きだと思います(中略)いつか、十二月十二日の「漢字の日」に選ばれる字が「笑」になる時を信じて待ちたいと思います。希望を持ち続ける気持ちを忘れずに、日々を過ごしていきたいです。
最後に、創作川柳(小学部高学年) 「友達が 遠くて近い オンライン」 「石けんは 世界を救う ヒーローだ」 「消しゴムが あまり減らない オンライン」 子どもたちが抱く「ゆめ」や豊かな感性、現実をみる眼などに学ぶことが多いです。
2021年1月8日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦