登校日に合わせて体育館で行っている学級懇談会も明日の5・6年、30日の1年生を残すのみとなりました。短い時間ですが、私も各学級の集りへうかがい、意見や要望などを受けるようにしています。 少しご不便をおかけしていますが、それでも顔を合わせながらとるコミュニケーションに勝るものはありません。 私は日常的に登下校の際、玄関前で子どもたちを迎えるようにしています。これからも何かあれば、その際にでも、気兼ねなくお声掛けいただければ、有り難いです。
図書室前で実施しているブックフェアも約1ヶ月が経ち、すっかり定着してきたように見えます。1ドル札をもった子どもが、学級の「図書の時間」を利用して、お気に入りの本を見つけて購入している姿は、本当に微笑ましいものです。 米国で暮らしていると、子どもたちが現金を払い、ものを買う場面は多くありません。ブックフェアは子どもたちにとって、ちょっとたした社会体験をさせる機会にもなっています。 先週は保護者の方も多くみえて、図書室前は大賑わいでした。中にはシリーズ本をまとめて購入されている方もいて、“読書の秋”に向けて、相応しい企画になっているように思います。
先週の午後は幼稚部が体育館でミニ運動会を行いました。保護者の方の参観も多く、子どもたちは大いに張り切っていました。 まず黄色いTシャツを身につけ、手にひまわりの花をもって「ひまわり体操」を披露、次に玉をかき集めながら、人生初めての「玉入れ」にチャレンジしていました。 会場が一番盛り上がったのは、最後の競技となった「もも組・ゆり組の保護者対抗玉入れ」の時です。緊張していた子どもたちの気持ちもほぐれ、応援席から大きな声と身振りで声援を送る姿は、まるで応援合戦でもしているかのように、華やかでした。
時間や場所は限られますが、“行事”のよさは、教室の中では見られない子どもたちの姿が演出できるところです。 もしかすれば、「今」だからこそできることがあるかも知れません。知恵を出し合いながら、子どもたちに提供していきたいものです。
2021年10月15日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦