はなみずき 12/18/2021 #30 (第59号)

先週の12月11日(土)は中高等部の登校日でした。朝の段階で、未明に米国南部や中西部で数十個の竜巻が相次いで発生しているという情報が入りましたので、随時、事務局やパトロールの方々と気象状況を確認しました。 そうした中、11時半、補習校近隣が夕方頃に荒天となることが予想されました。そこで、この時間帯の下校を避けるため、運営委員長と確認して、退校時間を30分繰り上げて、14時30分としました。


保護者への連絡については、取り急ぎclass dojoにアップすると同時に、学級担当運営委員を通して各クラス委員から保護者へメール配信をお願いしました。昼休みでしたので、生徒へは校内放送を通して説明しました。また、緊急時であったため、可能な生徒には保護者へ携帯で連絡をとるよう、伝えました。 降り続く雨の中、2時過ぎから保護者の方々が迎えに来ました。パトロールの方と連携しながら、生徒に声をかけて引き渡しをしましたが、中には帰宅に相当時間がかかる方もいました。


幸いに、思ったほど強い雨や風とはならず順次送迎ができ、最後の生徒が帰ったのは、15時過ぎでした。 その後、誰もいない正面玄関前で一息つき、事務室へ戻ると、ケンタッキー州やテネシー州などで死傷者が多数出たというニュースを知りました。 学校としてあくまでも最優先しなければならないことは、児童・生徒の安全・安心です。青森県出身の校長として、今でも忘れられないのは、10年前に発生した東日本大震災です。 この時に体験した教訓については、以前「ハナミズキ」にも書きましたが、沿岸部に近い山間の学校に勤務していた私にとって、生涯の教訓となっています。


緊急の際に、問題や課題がない対応・対処はありません。 今回の竜巻による早帰りでも、様々な課題が見えました。生徒・保護者が無事に帰宅できた中で、今後もいつ、どこで、どんな形で災害にあうか、誰にもわかりません。 幼稚部や小学部も含めて全校登校だったらどうか、竜巻が近かったらどうかなど、様々なことを想定した上で、検証していくことが大切です。今回の経験を踏まえて、より有効な安全対策を積み上げていきたいと思います。保護者や先生方でご意見などあれば、お伝え下さい。


さて、明日で2021年の授業が終わり、次は1月8日となります。新しい年には少しずつ平穏が戻り、人と人とがより触れ合えるようになることを祈りつつ、今年最後の「ハナミズミ」とします。 皆さま、どうぞ良い年をお迎えください。


2021年12月17日

アトランタ補習授業校

校 長 小 泉 敦