先週は小学部1.2年生、明日は3~6年の自由授業参観日になります。午後には幼稚部の子どもたちによる発表会(ねずみの嫁入り)がシアターで予定されています。限られた時間になりますが、お子さんの様子をご覧ください。
私は小学生の頃、参観授業では緊張していた思い出があります。両親が小学校の教員だったこともあり、参観できないこともありましたが、それでも来るのか、来ないのか、いつになくソワソワしていたように思います。また、いつもとは違う教室の雰囲気に、特別な日という思いがありました。
教員としては普段は発表しない子どもにも活躍する場をつくり、多くの生徒に発言させるように努めました。保護者は家庭では見られない我が子の姿を楽しみに参観するので、特別に演出することもありました。
親としての授業参観は、ほぼ任せっきりでした。今では二度と叶わない機会を失してしまったと、後悔しています。
校長として国内最後の運動会、親孝行のつもりで母親(現在90歳)を招待し、行事を通じて参観(観戦)してもらいました。翌日、「どうだった」と聞くと、「良かったよ」と応えてもらったことが忘れられません。
教員にとっても特別な「参観授業」ですが、補習校では3年ぶりの実施です。それにしても先週の低学年の子どもたちの姿は、本当に天晴れでした!積極的に発言し、堂々と発表する子どもたちの多かったこと!驚きました。
睡眠の大切さを教える睡眠教育(「眠育」みんいく)が注目されています。睡眠は記憶の定着に関わり、寝る前にスマホ画面を見ると睡眠の質は下がり、休日の朝寝坊は「時差ぼけ」になるといわれます。
「早寝・早起き・朝ごはん」の呼びかけとともに、良い睡眠をとるため、①決まった時間に起きる、②シャワーは寝る1~2時間前に済ませる、③スマホは寝る1時間前までに終える、なども提唱されています。
一日の睡眠時間は小学生9時間、中高生8時間位が適度で、睡眠は体と脳と心の発達に大きな影響を与えます。特に子どもの体内時計は光の影響を受けて、大人以上に敏感だといわれます。
秋は深い眠りをとるため、生活を見直すチャンスです。来週一週間はサンクスギビングで学校も休みになります。良い機会ですので、質の高い睡眠をとれるよう、家族で話し合ってみてください。ちなみに、15分位ウトウトと昼寝をすることも良く、目をつぶるだけでも効果があるようです。
2022年11月18日
アトランタ補習授業校
校 長 小 泉 敦