校章の由来
1984年、創立10周年を迎えるに当たり、学校のシンボルともなる『校章』の制定が理事会・運営委員会において決定されました。 当時理事長であった宮崎善嗣氏が、コロニースクェア(旧日本国総領事館所在地)にある画廊をたびたび訪れ、店主である金子画伯と知り合いであったことから、さまざまな話に発展し、学校の校章のデザインを依頼したところ、快諾していただけました。
画廊がピードモント・パークに隣接していたこともあり、画伯は公園への散策を日頃楽しんでられたそうです。自然が描き出す四季折々の美しい風景の中で、春一番に一面に咲き乱れる『はなみずき』の可憐な美しさと清潔さとに目を奪われ、校章のデザインの依頼を受けた時、『はなみずき』の花こそが純真に子どもたちを象徴し、またアトランタを代表する花と直感され、デザインされたものが現在の校章です。
校歌の由来
校章と時を同じくして、異文化の中で人知れない悩みを抱え ながらもたくましくがんばっている子どもたちの心をひとつにする シンボルとして、『校歌』の制定が理事会・運営委員会において決定され、第一勧業銀行アトランタ事務所の船山氏及び関係者の お骨折りにより、小椋佳氏が快くお引き受けくださいました。
子どもたちの素直な目、耳、心でとらえたアトランタの印象を知りたいという小椋佳氏のご希望もあり、子どもたち全員が校歌制定に参加する意味を含め作文、詩、絵などを書き、 他の参考資料と併せお送りいたしました。
それらを基に作詞・作曲された『花水木の道』の歌詞と小椋佳氏ご自身が 吹きこまれたオリジナルテープが船山氏を通じ当校に届けられました。 10 年を節目にいただいたすばらしい贈り物……今後もこの歌に『心』を吹き込み続けることが肝要であると思います。 そして、当地日本人社会全体の中で、口ずさまれるような歌にまでなることを願ってやみません。
花水木の道
作詞・作曲 小椋佳
一、
日が昇る ウサギが走る おお鳥が飛ぶ
背伸びして かわいいリスが おお振り返る
やわらかな 白とピンクの 春の色
花水木の道を 通う仲間達
二、
汗いっぱい チャタフチリバーで おお水あそび
胸いっぱい シックスフラッグスで おお大さわぎ
夏遥か ストーンマウンテン越えて 越えていく
アトランタの風を 背負う仲間達
三、
黄金(きん)色の 落ち葉を踏んで おお集う友
絵のような 紅や黄色を おお唄う友
秋高く 優しく青く透きとおる
アトランタの空を 映す仲間達
四、
キラキラと 木々の梢に おお星が降る
サラサラと ガラス細工の おお雪が舞う
指先が かじかみそうな 冬の日も
花水木の夢を 抱く仲間達
花水木の道を通う仲間達
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